少年野球の練習メニューと指導法 背走

走る・ランニングの項目の中から、背走について説明します。

背走の目的

背走することで体のバランスを整え、体の軸をしっかり保つようにします。

また、背走や背走で使う筋肉は日常生活ではあまり使わないと思いますが、野球では意外と使います。

ヒットを打った時や進塁した時に、オーバーランからボールを見ながら帰塁する時に背走したり、後方のフライを捕球する際の位置の微調整に背走したりします。

試合中に背走で速く走るわけではありませんが、野球をプレーする中で出てくる動きですので、普段の練習・トレーニングの中でもこの動きを取り入れておきたいものです。

背走のやり方

1．本塁付近に集合します。

2．スタート位置にラインを引きます。

3．1名か2名でスタートラインにつき、監督またはコーチの合図で一塁に向かって背走します。

走る距離は10メートルから15メートルくらいで良いと思います。

背走する際のコツは、歩幅を狭くして小刻みに走ることです。

背走の指導方法

背走する際には、走る方向の安全を必ず確認しましょう。

背走で速く走るのが目的ではなく、背走の動きに慣れるのが目的です。スピードにこだわらず、動きに慣れるようにしましょう。

複数名が同時に背走する場合は、選手同士がぶつからないように間隔を開けるなどして、安全を確保しましょう。

背走の練習で転ぶと、地面に後頭部を打ち付けてしまうことがありますが、これはとても危険です。背走が難しい場合は、走らず歩くだけでも結構です。まずは安全第一です。

練習・トレーニングや試合を行う際には、しっかりと準備運動し、怪我をしないように心掛けましょう。

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