少年野球の練習メニューと指導法 ボールの握り方

投げる・キャッチボールの投げ方の項目から、ボールの握り方について説明します。

正しいボールの握り方の目的

正しいボールの握り方を覚えることは基本中の基本で、とても大切です。

もし間違ったボールの握り方をしていると、次のような問題点が出てきてしまいます。

• 球威のあるボールが投げられない。
• 速いボールが投げられない。
• ボールを遠くへ投げられない。
• ボールが途中で変化してしまう。
• 正確なボールが投げられない。

このようにならないように、正しいボールの握り方をしっかりとマスターしましょう。

正しいボールの握り方

ボールの握り方には色々ありますが、ここでは最も基本的なボールの握り方であるフォーシーム（４シーム）の握り方について説明します。

シームとはボールの縫い目のことです。

1．写真のように人差し指と中指をボールの縫い目に掛けて握ります。

人差し指と中指の間は、指一本分くらい開けます。コントロールが定まらない場合は、人差し指と中指の間隔を少し広くすると良いでしょう。

2．親指は、人差し指と中指の間でボールの中心を通る位置に、ボールを支えるようにします。

親指は、親指の腹でボールを支えるのではなく、親指の側面でボールを支えるようにします。

ボールの握り方の指導方法

ボールを握る際には、軽く握るようにしましょう。

あまり強くボールを握ると手首に力が入り、ボールを投げる際に手首のスナップがうまく使えなくなってしまいます。

人差し指と中指の間隔を広げ過ぎると、力がボールに伝わりにくくなり、勢いのあるボールが投げにくくなります。人差し指と中指の間隔は、広げ過ぎないように注意しましょう。

少年野球において練習・トレーニングや試合を行う前には、しっかりと準備運動し、怪我をしないように心掛けましょう。

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