ワンバウンド捕球練習
ポジション別練習法の捕手・キャッチャーの項目の中から、「ワンバウンド捕球練習」について説明します。
ここで言うワンバウンド捕球練習とは、投手(ピッチャー)が投げたボールがワンバウンドしたり、打者(バッター)がファウルチップを打った時にワンバウンドしたりすることがありますが、その場合の練習になります。
捕手(キャッチャー)のワンバウンド捕球は、捕手(キャッチャー)としてとても重要な練習になります。
繰り返し練習して、ワンバウンドがしっかり捕球できるように、難しいワンバウンドは体で止められるようにしましょう!
ワンバウンド捕球練習の目的
投手(ピッチャー)が投げた球がワンバウンドしたり、打者(バッター)が打った打球がファウルチップでワンバウンドしたりなど、捕手(キャッチャー)がワンバウンドの球を捕球する機会はとても多いです。
ワンバウンドの球に慣れ、捕球できる(あるいは球を後ろに逸らさない)ようにするだけで、走者の進塁を防ぐことができ、試合が引き締まり、良い試合になることでしょう。
ワンバウンドを捕球したり、後ろに逸らさないようにしたりすることで、投手(ピッチャー)やチームメイトから信頼される捕手(キャッチャー)になることができます。
ワンバウンド捕球の練習方法
ワンバウンド捕球練習は、キャッチャーマスク、プロテクター、レガースを身に付けて、練習します。
また、試合をイメージして、走者(ランナー)が塁上にいると想定して練習すると、より良いと思います。
- 捕手(キャッチャー)は、守備位置につきます。
- 指導者は、捕手(キャッチャー)から8メートルくらい離れたところから、ワンバウンドを投げます。
- 捕手(キャッチャー)は、ワンバウンドした投球を捕球します。捕球が難しい場合は、体に当てて、球を後ろに逸らさないようにします。
- ワンバウンド捕球に慣れてきたら、投手(ピッチャー)と捕手(キャッチャー)間の距離を長くしたり、投球速度を速くしたり、難しいワンバウンドにしたりなど、レベルを上げていきましょう。
ワンバウンド投球を体に当てて前に落とす場合は、直ぐにマスクを外して、前に落とした球を捕球するまで行います。できれば、適切な塁に送球するまで行うと良いでしょう。
ワンバウンド捕球練習と、ワンバウンドを体に当てて前に落とす練習とを、それぞれ分けて行っても良いでしょう。
「ワンバウンド捕球練習」の指導方法
◆ワンバウンド捕球は、慣れない捕手にとっては難しい練習になりますので、初めは怖くないように緩く簡単な球から始めましょう。
◆ワンバウンド捕球で、体に当てて前に落とすことが難しい場合は、最初はドッジボール等の大きいボールを使って、「ボールを胸に当てて前に落とす」という練習を行うと良いでしょう。
◆ワンバウンド捕球練習は、捕手の初心者だけでなく、いつも練習に取り入れていきましょう。
少年野球において練習・トレーニングや試合を行う前には、しっかりと準備運動し、怪我をしないように心掛けましょう。
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